「直木三十『三』 / 仇討十種」など、古い単行本をお取り引きしました。
買取品 | 「仇討十種 / 直木三十三」 その他、古い単行本 |
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ご依頼地域 | 千葉県市原市 |
買取方法 | 出張買取 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフのコメント
こまいぬ堂のスタッフSです。
千葉県市原市へ出張に行ってきました。
今回のお取り引きでは
・仇討十種 / 直木三十三
をはじめとした合計100冊をお譲りいただきました!
ありがとうございます。
エンターテイメント小説の有名な賞である直木賞は正確には「直木三十五賞」と呼ばれるものになります。
直木三十三は直木三十五の前に使っていた筆名で、直木は本名の「植村宗一」の植の字を分解したものです。
31歳のときに直木三十一の名前で活動を始め、毎年「三十二」「三十三」と増えていきました。
仇討十種はそんな直木の最初期の短編集になります。
ちなみに、34歳の誕生日を迎えたときに「直木三十四」と書いたのですが、編集者が勘違いから「直木三十三」と書き直してしまい、それを訂正しないまま「直木三十三」を使っていたそうです。
ただ、「三十三」は字面がよくない、「さんざん」と読むことができる、「みそそさん」と呼ばれるなどの理由で直木本人が嫌ったようで、直木三十五と名を改めることになりました。
それ以降は改名することはなかったのですが、それにも理由があってその理由というのが「三十六計逃げるに如かず」と茶化されるのが嫌だったからだそうです。
菊池寛から「もういい加減やめろ」と忠告されたからだとも言われており、すでにこの時点から面白味がありますよね。
どれも興味深く、歴史が感じられるものばかりでした。
この度はご依頼いただき、ありがとうございました!