古本用語の豆知識:「イタミ」ってどんな状態?
こんにちは! 古本買取「こまいぬ堂」のスタッフSです。
普段、私たち古本屋が何気なく使っている言葉の中に、もしかしたら「これってどういう意味だろう?」と疑問に思うような古本用語があるかもしれませんね。
古本屋がよく使う古本用語をご紹介したいと思います。
今回スポットを当てるのは、「イタミ」という言葉です。
古本屋さんで本を見ていると、「この本、ちょっとイタミがあるな……」なんて言葉を耳にすることがあるかもしれません。この「イタミ」って、一体何のことかご存じでしょうか?
本の「イタミ」とはどんな状態?
古本における「イタミ」とは、主に経年や使用によって生じた本の様々なダメージのことを指します。
ダメージと一口に言っても、本には色々な変化が起こりますよね。例えば、日焼けによる変色や色褪せを示す「ヤケ」もそのひとつです。
ヤケのように特定の状態を表現する場合は、それぞれの専門用語(ヌレ、ワレ、ヤブレ……など)で詳しく記載することが多いです。
そのため、当店では「イタミ」という言葉は、どちらかというと本全体の総合的なダメージ感を表現する際に使われることが多いです。
「全体的に使用感や経年感があるな」といった場合に、「イタミあり」と表記します。
もちろん、本の「イタミ」は、査定の際にも重要なポイントとなります。
私たち古本屋は、お客様からお預かりした本を一つひとつ丁寧に拝見し、その「イタミ」の程度をしっかり確認しています。
「こまいぬ堂」は古本の専門知識を持つお店です
今回の「イタミ」のお話、いかがでしたでしょうか?
インターネットで古本を探していると、商品の説明文に「全体的にイタミあり」といった専門用語が使われているのを見かけることがあるかもしれません。
この記事が、購入をご検討されているお客様の参考になれば、私たちも嬉しいです。
「こまいぬ堂」では、このように古本の専門的な知識をもって、日々お客様の大切な本と向き合っています。お客様が古本の世界をもっと楽しめるような情報や、本の豆知識をこれからもご紹介していく予定ですので、どうぞお楽しみに!